同窓会だより第7号

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名古屋大学法科大学院同窓会・会報

同窓会だより 第7号
平成27年7月吉日
発行:名古屋大学法科大学院同窓会幹事会

1 同窓会だより第7号発行にあたって

 本年3月末に名古屋大学法科大学院を修了され、同窓会の会員になられた会員は第10期修了生となり、現在、多くの名古屋大学法科大学院同窓会会員が法曹界をはじめ、様々な分野でご活躍されています。
 名古屋大学法科大学院同窓会幹事会は、これからも会員同士の交流の場を設けていくと共に、広く会員の皆様に同窓会の活動をご理解し、一層のご協力をいただくべく、本『同窓会だより』を発行してまいります。
 今後も皆様のご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

2 「第9回同窓会総会兼司法試験受験者慰労会」のご報告
 第9回同窓会総会(兼司法試験受験者慰労会)が、平成27年5月23日、名古屋大学内レストラン「花の木」にて開催されました。
 本年度の総会にも、本年3月に名古屋大学法科大学院を修了され、新たに本会の会員となった10期修了生の方々を中心に多数の会員の方々に参加していただき、盛大に開催されました。
 
(1) 修了生向けガイダンス
  総会に先立ち、10期修了生に向けて、試験後の過ごし方についてのガイダンスが開かれました。
  ガイダンスでは、司法修習中の会員より、各自が司法試験直後から合格発表までに行った司法修習に向けた準備、就職活動等の体験談が話されました。さらに、法科大学院、愛知県弁護士会、CALEより、修了生を対象とした各種企画の案内もなされ、10期修了生が合格までの期間を充実させるのに寄与する、非常に有益な企画となったと思われます。

 
(2) 総会のご報告
  伊佐治佑介同窓会会長より、昨年度の同窓会の活動全般について報告がなされ、その後、幹事会で組織する各チームから、具体的な活動内容の報告がなされました。
  また、9期修了生までの幹事が昨年度に引き続き選出されると共に、10期修了生の幹事として、岩田雅男、後藤沙彩、植木祐矢が新たに選出されました。
 そして、本年度の同窓会の新会長として5期修了生の上杉謙二郎が、また新会計として同じく5期修了生の後藤淳が、会員の承認を受け選出されました。新会長の上杉謙二郎より同窓会会長就任のあいさつが行われ、会員間での縦と横のつながりの強化、在校生への支援の拡大等の今後の同窓会の活動目標が表明されました。
 
(3) 司法試験受験者慰労会
  総会後には、司法試験受験者の慰労を兼ねて懇親会が開催されました。
 懇親会には、多数の同窓会会員及び名古屋大学法科大学院で教鞭をとられている教員の方々にご参加を頂き、受験者慰労のみならず、会員同士や会員と先生方との親睦を深める会となりました。その後の二次会にも多数の会員が引き続き参加され、慰労会は、大盛況のうちに幕を閉じました。



3 同窓会会長就任のご挨拶

平成27年度名古屋大学法科大学院同窓会
           会長 上杉謙二郎

 今年度より新たに同窓会会長の職を拝命しました。

 現在、当同窓会は、第10期修了生までを会員とし、特別会員を含めた総会員数は700名を超える規模になっております。
 しかし、このような組織としての規模の拡大に伴って会員相互の関係は希薄化しており、各行事への参加者の数も決して十分とは言えない状況です。そのため、今後は、同窓会の組織としての在り方を見つめ直し、同窓会員の交流の場として、会員同士のヨコ・タテのつながりを強化していけるようにしていく必要があると考えております。
 また、近年、当同窓会としては、法曹以外の進路に進まれる方や在学生の支援といった形で、修了生以外を対象とする分野へ活動領域を広げてまいりました。
 法科大学院や法曹養成をめぐる厳しい現状に鑑みれば、当同窓会も人材育成や進路支援において一定の役割が期待されていると思われますので、今後も法科大学院と連携し、更なる支援・協力を続けてまいりたいと考えております。
 当同窓会は、まだまだ発展途上の組織です。会員の皆様のご意見も採り入れ、より良い組織としての方向性を探っていきたいと考えておりますので、今後とも、どうぞご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます。

4 各行事・活動報告
 同窓会では、幹事会が組織する各チームが中心となって、新入生向け勉強会、法科大学院生及び修了生のための答案練習会、合格祝賀会、修習・就職の支援、非法曹分野との連携など、法科大学院と連携し、様々な行事・活動を行っています。
 
(1) 答案練習会の実施
 答案練習会チームでは、平成26年5月31日及び平成27年5月23日、司法試験論文過去問(憲法・民法・刑法の3科目)を用いた答案練習会を実施しました。
 同練習会は、同窓会会員の立会いの下、各科目2時間で答案を作成するというものでした。また、郵送による答案の提出も受け付けました。
 作成された答案は、同窓会会員による添削を行い、A~Eの評価を付けて返却するとともに、添削を担当した同窓会会員による答案講評会を開催しました。
 
(2) 祝賀会の実施
「平成26年司法試験合格祝賀会」(9月13日)のご報告
 平成26年司法試験合格祝賀会が、平成26年9月13日(土)、名古屋国際センタービル25階「東天紅」にて開催されました。
 本年度も、ほとんどの本年度合格者を含め、約90名という多数の会員の方々にお集まりいただき、盛大な祝賀会がとり行われました。
 参加していただいた修了生・修習生、教員の方々、そして特別会員の方々から、多数の合格の祝辞と激励のお言葉、並びに合格後に向けたアドバイスなどを頂くことができ、本年度合格者も喜びをあらためてかみしめるとともに、これから進む新しいステージをそれぞれに想い描いているようでした。
 また、二次会におきましても、一次会に引き続き多数の方々にご参加いただき、座卓を囲んで、合格者の方々をお祝いすることができました。
 平成26年祝賀会が、合格者を祝い、会員同士・先生方との交流を図るための有意義な場となりましたこと、皆様のご協力に感謝いたします。
 ※ 平成27年合格祝賀会のご案内は末尾に記載しております。
 
(3) 修習・就職の支援
 本年度からは、従前の就職支援チームと修習生激励会チームが合同で新しく「修習対策チーム」となりました。
 当チームでは、和光(司法研修所)に行く修習生に対し、和光での生活や二回試験への取り組みを直近の先輩達に熱く語ってもらい、よりより修習生生活を送ってもらえるようにサポートをしています。昨年(平成26年)は7月30日に激励会を開催しましたが、多数の修習生にご参加いただき、大変盛況な会となりました。今年度からは修習生の前期集合修習(導入修習)が復活しましたが、今年度も二回試験に向けた激励会を昨年と同時期に開催予定です。
 また、就職支援については、昨今の厳しい就職状況を踏まえ、名古屋大学法科大学院を卒業した修習生の皆様に、就職に関する情報や先輩弁護士とのつながりを持てるような機会を提供することを目指して活動しております。昨年は、10月8日に就職情報交換会を行いました。
 
(4) 非法曹分野との連携 
 同窓会では、平成25年度より、非法曹連携チームを設置し、「法曹以外の進路ガイダンス」を開催するなど、ますます法律の専門家の必要性が高まる公務員、企業その他の団体と名古屋大学法科大学院の修了生の橋渡しを進めると同時に、双方に情報を提供する場を設ける活動を進めています。

(5) 新入生向け勉強会 
 平成27年4月16日(木)、名古屋大学法科大学院同窓会勉強会チーム主催により、同法科大学院の新入生を対象とした勉強会「法解釈の理論を身につける」を開催しました。同勉強会は今年で4年目の開催となり、今年の参加者は約30名でした。
 勉強会の内容は、法科大学院での学習及び法曹実務に必要な法解釈の理論を、法の支配と三権分立という憲法理論から説明した上で、実際に民法を用いて法解釈を実践し、身につけていただくというものでした。ご参加いただいた新入生の方々は、平日の授業後にもかかわらず、熱心に講師の話を聞いてくださいました。
 
※合格祝賀会のご案内
 今年も例年どおり、平成27年司法試験合格祝賀会を開催させて頂くこととなりました。

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